袋井市のボルダリング専門クライミングジム・ショップ『プラネットクライミングジム』

先日、こんな質問を受けました。
 
『プラネットはなんでアルバイトが登るとき有料なんですか？』

正確には・・・
 
勤務が平均週20時間未満のスタッフは、勤務する日は無料、勤務しない日は半額で利用可。
勤務が平均週20時間以上のスタッフは、いつでも無料で利用可。
 
でございます。
 
 
 
なんでかといえば、まあ自分の考え方ひとつなんですが。。。
 
無料で楽しむという事に、私自身凄い抵抗があります。

クライミングジムには2種類の人間が存在していて、
 

• お金を払って楽しむ人＝お客
• お金を貰って楽しませる人＝スタッフ

※楽しむには『鍛える』とか『強くなる』と言う意味も含む。
 
のどちらかになります。
 
お金を払わない以上、どちらに入るかと言えば②に属することになるわけです。



 
 
 
ちょっと話は変わりますが、おかげさまでクライミングキャリア17年にもなるとお世話になったりなられたり色々あって、他所のジムに行って「無料でいいですよ！」と言っていただくことが時々あります。
 
嬉しいんですが、ほとんどの場合、気持ちだけいただいてお金払います。

なんでかと言えば、楽しみたいから。
 
お金を払わないでジムに存在する以上、何らかしらジムの役に立たなくてはいけないというプレッシャーや責任感を感じてしまうからです。
 
課題作ったり、新規さんに教えたりしますｗ

ですが、せっかく他所のジムに行った時ぐらい羽伸ばしたいじゃないですか♪
 
だから、ちゃんと払いたいのです。
 
 
 
 
 
さて、ジムスタッフの話に戻しましょうか。
 
フルタイムで入ってる人は、もう誰から見てもスタッフなわけです。
 
OFFに登ってたって、お客様から見ればスタッフなわけで、100％気を抜いて登る事はできないと思うんです。
 
だから、無料です。
 
週に2-3回勤務のフルタイムではないスタッフは、スタッフとお客さん半々な存在わけで、やっぱり自由に登りたい時だってあるじゃないですか。
 
そんな時は自由に登らせてあげたいな。と思います。
 
その為に「半額を払う」ことが必要なのかなと思っています。
 
支払うことでちゃんと「お客さん側」になれることで、心置きなく登れると思うんです。
 
変な話、お客さんからクレームが来たとしましょう。
 
「オタクのスタッフがスタッフなのに〇〇してる」と。
 
それがお客さんだとしたら当然のジム利用の範疇だとしたら、言われる方が可哀そうじゃないですか。
 
そういう時は、「ちゃんと支払って登ってるから、彼（彼女）はお客さんです。」と言えるのって大事だと思います。
 
無料で登ってると、そうも言えないですよね。ジムはお客さんが登る場所なんだから。
 
お金を払っていなかったら、お客さんじゃないんだから。
 
無料で登るということは、そのぐらいリスクのある事だと私は思っています。
 
ちなみに『フルタイムじゃないスタッフが勤務日に登るときは無料』も、さっきまでスタッフだった人が突然お客さんにはなれないわけで、無料です。
 
 
 
 
理由は、こんな感じです。
 
こんなこと意識してるのは私だけなのかな？( ﾟДﾟ)
 
別にみんながこうじゃなきゃいけないと言ってるわけではなく、私はこう思うってだけなんですが、プラネットのスタッフには心の片隅に置いておいてほしいなと思っています。
 
色んな考え方があると思うけど、ちゃんと一線を意識して仕事をすることって大事だと思います。
 
 
 
 
 
ちなみに私は、プラネットを作った当初、「プラネットでは登らないでおこう」と思ってました。
 
理由は、自分の性格上「登ることが好きすぎて熱くなってしまうから」。
 
あんまりよろしくないなと思って自重していました。
 
ですが、最近は年も取って体力が無くなってきて、楽しすぎて周りを見れなくなるなんてことも無くなってきたのでｗフロアレベルの接客をもっと頑張ろうかなと思ってます。
 
靴を履いてお客さんとベンチに座っている方が、会話しやすかったり教えやすかったりするんですよね。
 
例えば他所のジムに登りに行くと、「この人もったいないなぁ！ちょっとの事で上手になるのに！」とか、「この人楽しめてるかなぁ？さっきから全然登ってないけど」と気になってしまうし、時には教えちゃったりします。
 
ひょっとしたら、プラネットに居るとき以上かも(;^ω^)
 
これはたぶん、同じフロアに同じ立場でいるからなんだろうな。と思っています。
 
『一線を意識する』なんて事を書きましたが、『あえて一線を飛び越えた』ところの接客もいいもんだな。と、ここ最近思うようになってきました。
 
時間が空いたら、プラネットで靴はいて課題作ったり登ったりしながら横にいる人に教えたりとか、今まで以上にもっとしたいなと思ったり。
 
でもやりすぎると若者に教えまくる老害ジジイになりかねないな。とまた自重ｗ
 
なんでもバランスが大事ですね(/・ω・)/
 
 
 
結局何が話したかったのか、着地点もわからなくなってますがｗ
 
くらしょーはこんなこと考えています(/・ω・)/
 
というお話でした_(._.)_