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くらしょーの日記
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初回登録料について考える
こんにちは、
くらしょーです。
先日のブログでボルダリングジムの現状について書かせていただきましたが、ツイッターでコメントいただいた中に登録料の話がありまして、たしかに登録料って不思議だなーと。私が知ってる限りの初回登録料にまつわる話と私の考えなんぞをを少々書かせていただきます。
〇そもそも初回登録料とは?
クライミングジムで、そのジムに最初に登りに行った際にかかる費用。この料金には初回講習料が含まれることが多い。ほとんどのジムで請求され、500円~2000円と幅が広い。
〇マニアック期、希少価値代
2000年代初頭の私がクライミングを始めたころのお話です。そのころクライミングジムは全国に数十件しかない時代が長かったわけです。良くて地域に一店舗で選択肢なんてあるわけもなく、そこに行くか行かないかの2択だったわけです。また、クライミング自体がマイナーで多くの新規客が来るわけではなく、ほとんどがクライマーで時々山岳会の新人さんが来るか物好きが来るかぐらいだったイメージです。あんまり新規客に依存というかそういう問題ではなくて、そもそも儲かるものだとも思わずに経営してきたような雰囲気でしたね。そんな状況なので、まず料金設定自体ジムの裁量次第なんですよね。そのジムに行くかor登らないかの選択肢なわけで、自由に料金設定ができたのかな?と思います。また、ジムが少ないこともあり、クライミング自体他ではなかなか体験できないわけです。つまり希少性があったわけで、その希少性に納得して新規さんも初回登録料を払ってくれたのかな?といった感じですかね。当時は私はお客さんとかジムアルバイトからの視点なので、正確なことはわかりませんが・・・。
〇ブーム初期、流行りもの代。
5~6年前の初期ブーム時の一番新規さんが来た頃です。この当時はすでに全国にジムがありましたが、今よりは半分以下で各地域に1店舗あるかないかぐらいでしょうか。都会ではすでにたくさんあったかと思いますし、一部地域ではジム過多状態がスタートした頃でも・・・orz
たとえジム過多だろうが当時は新規のお客さんがわんさかご来店されていた時期なので、この時期はどこのジムも良かったんじゃないでしょうか?当時は、特にボルダリングが流行りものとしてもてはやされた頃だったので、『ボルダリングを体験する』ことに価値が非常に高かったように感じます。初回登録料=流行りもの代ですね。
〇現在、謎の料金。
前回のブログでもかきましたが、クライミングはずいぶんとメジャーなスポーツになりました。今やジムも600件を超え、ほとんどの地域にジムが複数ある状況です。テレビをつければボルダリング・・・雑誌を開けばクライマー・・・つまり、もはや希少性もないし流行りものの域も超えてしまいました。つまり、今まで初回登録料を頂いていた理由が無くなりつつあるわけです。もちろん新規さんに初回講習をする時間と労力を考えれば分かるんですが、ではクライマーは?初回講習すごく短く終わりませんか?でも同じ料金?と、不思議に感じることもよくあります。
『じゃあ止めてしまえばいいじゃない』という話ですが、それも前回のブログで書いた通り『クライミングジムの貴重な収入源』になってしまっています。仮に登録料を止めたとしても客数が増えなければ、ただでさえ苦しいのにもっと苦しい状況になるわけなので決断できません。ただ、1つ仮説がありまして・・・
〇仮説『お値段以上、ニ〇リ現象』初回登録料が安いほうがリピート率上がるかも!?
リピートするかしないかは満足度が大きく関わってくると思うのですが、たとえ2回目以降が安かったとしても初回の満足度が低かったら2回目来ないのでは?と考えています。
例えば、あるお客様”阿井上男さん”の満足度が金額換算で3000円分だったとします。Aというジムでは初回登録料が1000円で合計3300円でした。Bというジムでは初回登録料が500円で合計2800円でした。この阿井上男さんが2人居たとして同じように全く初めてでAというジムとBというジムに行った場合、2回目の料金がどうであれBのジムしかリピートしないのではないか?という仮説です。こればっかりは実験しないとわからないですが、他のジムの状況などを聞いたりするとそんなこともあるんじゃなかろうか?と思ってしまいます。だれか実験してください。もしくは御社ジムの初回登録料とリピート率教えてw
〇だれか初回登録料をやめる?
実はフィットネスジム大手が参入してきたときに期待していたのが、「フィットネスジムは初回登録料どころか初回利用料もタダのビジネスモデルだから、初回登録料0円とか打ち出してくるんじゃなかろうか?」と、新たな風を吹かせてくれることを期待していたのですが、ふたを開けてみればしっかり初回登録料必要でした。考えてみれば大手で知名度があって広告宣伝にお金をかけれる会社であればあるほど初回登録料っておいしいじゃん!ということに気づき、「じゃあ先陣切って初回登録料をやめるのは、うちみたいな小さいところ!?orz」とまた悩みの種が増えるというねw
いや、別にやめなくたっていいんですよ、止めなくたっていいんですけど、クライミングジムが続いていくためにはクライマーを増やさなくてはいけないわけで、クライマーを増やすためには≪①初回のお客様を増やす ②初回のお客様のリピート率を上げる≫のどちらかもしくは両方を抑えなきゃいけないわけで、それに寄与できるのであれば初回登録料のてこ入れは必要なのかもしれないなという考えだけは頭の片隅に置いとかなきゃいけないな。と考えています。
以上!
ちなみにプラネット2月からのキャンペーンは、その初回登録料とZOZO前沢社長のキャンペーンをヒントにしたものを合体させた企画を打ち出す予定。うまくいけ(願望)
おやすみなさい。
くらしょーです。
先日のブログでボルダリングジムの現状について書かせていただきましたが、ツイッターでコメントいただいた中に登録料の話がありまして、たしかに登録料って不思議だなーと。私が知ってる限りの初回登録料にまつわる話と私の考えなんぞをを少々書かせていただきます。
〇そもそも初回登録料とは?
クライミングジムで、そのジムに最初に登りに行った際にかかる費用。この料金には初回講習料が含まれることが多い。ほとんどのジムで請求され、500円~2000円と幅が広い。
〇マニアック期、希少価値代
2000年代初頭の私がクライミングを始めたころのお話です。そのころクライミングジムは全国に数十件しかない時代が長かったわけです。良くて地域に一店舗で選択肢なんてあるわけもなく、そこに行くか行かないかの2択だったわけです。また、クライミング自体がマイナーで多くの新規客が来るわけではなく、ほとんどがクライマーで時々山岳会の新人さんが来るか物好きが来るかぐらいだったイメージです。あんまり新規客に依存というかそういう問題ではなくて、そもそも儲かるものだとも思わずに経営してきたような雰囲気でしたね。そんな状況なので、まず料金設定自体ジムの裁量次第なんですよね。そのジムに行くかor登らないかの選択肢なわけで、自由に料金設定ができたのかな?と思います。また、ジムが少ないこともあり、クライミング自体他ではなかなか体験できないわけです。つまり希少性があったわけで、その希少性に納得して新規さんも初回登録料を払ってくれたのかな?といった感じですかね。当時は私はお客さんとかジムアルバイトからの視点なので、正確なことはわかりませんが・・・。
〇ブーム初期、流行りもの代。
5~6年前の初期ブーム時の一番新規さんが来た頃です。この当時はすでに全国にジムがありましたが、今よりは半分以下で各地域に1店舗あるかないかぐらいでしょうか。都会ではすでにたくさんあったかと思いますし、一部地域ではジム過多状態がスタートした頃でも・・・orz
たとえジム過多だろうが当時は新規のお客さんがわんさかご来店されていた時期なので、この時期はどこのジムも良かったんじゃないでしょうか?当時は、特にボルダリングが流行りものとしてもてはやされた頃だったので、『ボルダリングを体験する』ことに価値が非常に高かったように感じます。初回登録料=流行りもの代ですね。
〇現在、謎の料金。
前回のブログでもかきましたが、クライミングはずいぶんとメジャーなスポーツになりました。今やジムも600件を超え、ほとんどの地域にジムが複数ある状況です。テレビをつければボルダリング・・・雑誌を開けばクライマー・・・つまり、もはや希少性もないし流行りものの域も超えてしまいました。つまり、今まで初回登録料を頂いていた理由が無くなりつつあるわけです。もちろん新規さんに初回講習をする時間と労力を考えれば分かるんですが、ではクライマーは?初回講習すごく短く終わりませんか?でも同じ料金?と、不思議に感じることもよくあります。
『じゃあ止めてしまえばいいじゃない』という話ですが、それも前回のブログで書いた通り『クライミングジムの貴重な収入源』になってしまっています。仮に登録料を止めたとしても客数が増えなければ、ただでさえ苦しいのにもっと苦しい状況になるわけなので決断できません。ただ、1つ仮説がありまして・・・
〇仮説『お値段以上、ニ〇リ現象』初回登録料が安いほうがリピート率上がるかも!?
リピートするかしないかは満足度が大きく関わってくると思うのですが、たとえ2回目以降が安かったとしても初回の満足度が低かったら2回目来ないのでは?と考えています。
例えば、あるお客様”阿井上男さん”の満足度が金額換算で3000円分だったとします。Aというジムでは初回登録料が1000円で合計3300円でした。Bというジムでは初回登録料が500円で合計2800円でした。この阿井上男さんが2人居たとして同じように全く初めてでAというジムとBというジムに行った場合、2回目の料金がどうであれBのジムしかリピートしないのではないか?という仮説です。こればっかりは実験しないとわからないですが、他のジムの状況などを聞いたりするとそんなこともあるんじゃなかろうか?と思ってしまいます。だれか実験してください。もしくは御社ジムの初回登録料とリピート率教えてw
〇だれか初回登録料をやめる?
実はフィットネスジム大手が参入してきたときに期待していたのが、「フィットネスジムは初回登録料どころか初回利用料もタダのビジネスモデルだから、初回登録料0円とか打ち出してくるんじゃなかろうか?」と、新たな風を吹かせてくれることを期待していたのですが、ふたを開けてみればしっかり初回登録料必要でした。考えてみれば大手で知名度があって広告宣伝にお金をかけれる会社であればあるほど初回登録料っておいしいじゃん!ということに気づき、「じゃあ先陣切って初回登録料をやめるのは、うちみたいな小さいところ!?orz」とまた悩みの種が増えるというねw
いや、別にやめなくたっていいんですよ、止めなくたっていいんですけど、クライミングジムが続いていくためにはクライマーを増やさなくてはいけないわけで、クライマーを増やすためには≪①初回のお客様を増やす ②初回のお客様のリピート率を上げる≫のどちらかもしくは両方を抑えなきゃいけないわけで、それに寄与できるのであれば初回登録料のてこ入れは必要なのかもしれないなという考えだけは頭の片隅に置いとかなきゃいけないな。と考えています。
以上!
ちなみにプラネット2月からのキャンペーンは、その初回登録料とZOZO前沢社長のキャンペーンをヒントにしたものを合体させた企画を打ち出す予定。うまくいけ(願望)
おやすみなさい。
(PLANET CLIMING GYM) 2019年1月22日 07:41
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